簡易テーブルと看板
自宅兼工房の入り口に看板を立てました。ちょっとうれしい気持ちになります。
地球木工と書いてある板は、家の天井を剥がした板で、下の部分は家具製作のパートナー、メタル屋norikaさん作です。うちはちょっとわかりにくいので少しは目印になるかと思います。
簡易テーブルについて。
うちは普段3人家族で生活していて禄は2歳だし小さな座卓でご飯を食べたりしています。1100mmx580mmサイズです。
で、今日お客さんが来られるのでこれじゃ小さくてどうしようかなと考えていたら、いつも作業で使っているウマと杉板があるのでこれを使えばいいやということで簡易テーブルを作りました。
ウマの脚は座卓サイズに短くカットして1950mmx230mmの杉板を4枚並べました。つまり1950mmx920mmサイズのテーブルができました。
これのメリットとしては
・使わない時はバラバラにしてしまっておける
・天板がくっついていないので片づけやすい
・簡単
・安い
デメリットは
・簡易的すぎる
・幕がないので中心部付近が力を加えると多少沈む
・板が反る
という感じでしょうか。メリットデメリットいろいろあります。
しかしながら実際、我が家としては充分で、表面削ったり、角の面取りを少ししてしばらく使ってみようと思います。なかなか迫力もあって見た目も好みです。
もともとテーブルみたいなものの始まりってこれに近いんじゃないかなと思ったりします。丸太を削ったりして置いただけの物とかそういうざっくりした感じ。実際それで使用する分には充分だし今でもこれでよいという人も中にはいるかと思います。逆にもっとしっかりしたのがいいとか。そんないろいろな要望のある中でこういう選択肢がひとつあっても面白いなと考えました。
うちで販売してもいいかなと思いましたけど、全部ホームセンターで買える材料なので興味のある人は自分で作ってみたらいいと思います。うちでやることと言えば天板削ってオイル塗って脚を組むぐらいです。
脚はツーバイ材、脚のジョイントはソーホースブラケットというやつで天板は杉板の幅広のが売ってます。たぶん全部で15000円~ぐらいでできると思います。工具ものこぎりとドライバーぐらいあればできますよ。
技術のことばかり考えたり、木工家とか職人とかいう意識ばかり持って考えていると盲目的になってしまってこういう発想って忘れがちなのでDIYとか子供心とか忘れちゃいかんなと思います。家具って生活の道具という側面もあるし、近所の農家の方とか見てるとなんでも自分で作っちゃうのでそういうの見るとかっこいいし、家具っていうものの根源的な意味とか存在する意味とか考えるきっかけになります。頭硬くならないようにしないといかんなと。硬いのは頭皮だけで十分です。
赤ちゃんシャカシャカの注文をいただきました。ありがとうございます!