価格について云々

今日は梅雨の晴れ間で湿度と気温が高くて、ここ富士町もムシムシして不快指数かなり高かったと思います。今日はこどもいすの組み立てを1/4台しましたが、失敗です。試作はうまく行ったのですが、材料を変えると同じようにうまく行くとは限らないということが身をもってわかりました。かなりがっかりして落ち込みましたが現在はだいぶ持ち直しています。失敗して初めてわかることばかりです。少し構造を変えようと思います。見た目はほとんど変わらないけど当たり前を成立させるために試行錯誤しています。

価格について。

これいくらですか？こういうの作ったらいくらぐらいになりますか？という質問をよくいただきます。僕はいつもうーんうーん…と唸ってしまいます。なんとも歯切れが悪い。はっきりと決めていないというのもあるし、決めていても怖くて言えないというのが正直なところです。相手がどの程度を想定しているのかわからないから怖いというのもあります。（そのぐらい最近は価格差が大きいですよね）

そもそも僕の作ったものが良いとか作ってもらいたいと思ってくれただけでほんとは満足なんです。お代をいただくなんてめっそうもない。嘘かと思うかもしれないですが本当なんです。しかしながら生きていくためにはマネーがある程度必要で、木工を続けるのにも必要です。すごいお金嫌いで、見たくもないんです。だけどそうもいかない。

かといってめちゃくちゃ安くもしたくない。それはしっかりとしたものを作りたいしそのために自分も立ち続けなくちゃいけない。適正な家具を適正な価格で提供して自分も頼んでくれたお客さんも満足するというのが一番いいですね。

ファストファッションのように激安で変えるけどその分作る人が過酷な状況で働いているみたいなのは非常に良くないと思っているので自分自身からそういうの辞めていきたい。作る人も買う人もフェアな形が健全だと思います。